「梅」「梅」「桜」は皆さん馴染みのある有名な木ですが、この3つの花はよく似ています。
皆さんはどこの部分をみてこの3つを見分けていますか?
今回はわかるようでわからない「梅」「桃」「桜」の特徴とそれぞれの見分け方をみていきたいと思います。
【梅の特徴】
梅は寒い2月頃から4月にかけて花を咲かせます。果実をとるための「実うめ」だけでなく花を鑑賞するための「花うめ」もたくさんの品種があります。
花枝がなく直接枝に花がついて花の付け方も1ヵ所に1つしか付かないので、桜よりも花が少ないのが特徴です。
梅は桜と違い剪定をすると枝ぶりもよくなり花付きもよくなります。
【桃の特徴】
桃も梅と同じく果実をとるための「桃」と鑑賞するための「ハナモモ」があり品種もたくさんあります。
桃は花芽が1ヵ所に2つ付いていて梅に比べたら華やかに見えるのが特徴です。
【桜の特徴】
桜は花枝から複数の花がついているため満開の時期になると幹が見えなくなるほど花が付きます。
しかし桜は「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあるように桜の枝をむやみに切ると切り口から菌がはいり枯れやすくなります。
そのため大きくなっても構わない場合は、特に剪定の必要はありません。
■梅・桃・桜それぞれの見分け方
【花が咲く時期】
<梅> 2月~4月
<桃> 3月~4月上旬
<桜> 3月~5月上旬
地域や気候で異なりますが東北や北海道では梅、桃、桜が同時に咲くことが多いようです。
【蕾】
<梅> 真ん丸
<桃> 丸みがある
<桜> 細長い
【花柄】
<梅> 花柄がないので枝にくっつくように花が咲く
<桃> 花柄が短いので枝にくっついているように見える
<桜> 花柄が長いので枝からこぼれるように咲く
【葉の出る時期】
<梅> 花が終わってから葉が出る
<桃> 花と葉が同時に出る
<桜> 花が終わってから葉が出る
【花弁の形】
<梅> 丸い
<桃> 楕円形で先がとがっている
<桜> 楕円形で先に切り目がありハートの形
【幹】
<梅> 幹の樹皮がゴツゴツしていて割れ目がはいっている
<桃> 斑点模様がはいっていて桜とよく似ている
<桜> 樹皮はしま模様がはいっていて艶がある
■まとめ
春を彩る「梅」「桃」「桜」の特徴や見分け方を紹介しましたがそれぞれ品種はたくさんあり個体差もあります。
寒い季節が終わり暖かくなると外に出る機会も多くなることでしょう。
是非それぞれの違いを見ながら花を楽しまれてみてください。