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常緑樹と落葉樹について

画像は、落葉樹に分類される数少ない針葉樹のカラマツの葉と実。

常緑樹とは、一年を通して葉を付けている樹木の総称です。常緑といっても、いつも同じ葉が付いているわけではなく、1~数年ほどかけて落葉し、少しずつ生え変わります。また、葉が厚く光沢があるものが多いので,葉のついた状態でも,落葉樹と見分けられやすいです。葉の寿命は1年から,10年以上になるものまであります。常緑樹の落葉期は,広葉樹では春の新葉展開時が多いですが,針葉樹では生長が休止する秋から冬にかけてになります。落葉樹のように葉が一気に落ちないので、生垣などの目隠しやグランドカバーに適しています。常緑樹は、針葉樹と広葉樹の2つに大別できます。針葉樹は寒帯~亜寒帯に分布しているものが多いので、寒さに強いことが特徴です。庭木に使いやすいのは広葉樹です。広葉樹は、枝を横に広げる性質があり、目立つ花や実をつけるものが多く、種類が多いため利用しやすいです。常緑樹の最大のメリットは、季節の変化に大きく左右されないことです。常緑樹を主体にして庭作りをすると、庭の景観を大きく変えず維持できます。

落葉樹とは,葉の寿命が1年以内で,通常冬にすべての葉を落として休眠状態に入る時期をもつ樹木です。熱帯〜亜熱帯では乾季に落葉するものもあります。落葉樹の大半は広葉樹ですが,カラマツ,セコイアのような針葉樹の一部も含まれます。

植物にとって葉は、光合成によってブドウ糖を作り出すための器官ですが、枯れ落ちてしまうのは、水分不足で枯れることを防ぐためです。葉は、根から吸い上げた水と空気中の二酸化炭素を利用して行う光合成によってブドウ糖を作りだします。しかし、気温が下がると根の活動が弱くなり、水を吸い上げる力も弱まります。葉がついたままだと、水分を利用しようとし続けるので、葉を枯らして水分不足になることを避けようとします。そうして冬は活動を抑制し、休眠します。

特徴
【常緑樹】

・多くが暖かい地域の木のため、寒さに弱い傾向にある。(厳寒期には幹巻きを行う、寒冷紗を利用するなどして寒さから守る。)

・1年を通して葉を付けている

・ひとつの葉の寿命は1~数年

・寒さが厳しいときや移殖直後などは葉を落とす場合がある。

・葉が厚く光沢がある。

 

【落葉樹】

・葉の寿命が1年以内

・落葉期は休眠状態に入る

・大半が広葉樹

 

それぞれのメリット

【常緑樹】

・1年を通して緑を鑑賞できる

・目隠しの役割を果たす(窓辺の目隠しとしてや、生垣にも利用できる)

・落ち葉の量が少ない

・比較的ゆっくり成長する

 

 

【落葉樹】

・夏日差しを遮り、冬適度に日光を通す

・四季の移り変わりを感じられる

・紅葉が美しいものがある

・樹形が美しいものが多い

・花が美しいものが多い

・落葉中の冬が剪定適期になるので、剪定時全体の枝ぶりを確認しやすい。

 

落葉樹だが冬でも落葉しない性質(枯凋性)を持っている樹木

落葉樹は秋になると、葉柄の付け根に離層と呼ばれる細胞の層ができます。離層内部で、細胞壁の分解酵素が造られ、細胞間の結びつきが弱くなります。その結果、葉が落ちます。離層をつくらない樹木はブナ科(クヌギ・カシワなど)やカバノキ科(イワシデなど)に多いです。離層がないためなかなか落葉せず、枯れ葉が長い間枝に付いたままになります。春になり新しい葉が出てくると入れ替わるように落葉します。また、ヤマコウバシというオレンジ色に紅葉するクスノキ科の低木も枯れ葉が落ちないことで知られています。その性質のため、受験生にとって縁起が良い木(試験に落ちない)とされ、枯葉を使用した受験生用のお守りまで販売されているそうです。

 

黄葉したヤマコウバシ

常緑樹・落葉樹ともにそれぞれ異なる魅力を持っています。単体で植栽されるのはもちろん、この2つを組み合わせてお庭をデザインされるのも、楽しいものです。

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