梅雨明け目前の熊本。8月になると強い日差しが照りつける毎日が続きます。
猛暑の中でのガーデニングは少々大変ですが、季節ごとに異なる花々を楽しめるのがガーデニングの醍醐味。
夏の花は長く咲き、素敵な花言葉を持つものが多いのも魅力の一つです。今回は、8月に種まきできるお花をご紹介します!
8月は秋冬の花の種まきに最適なシーズン
気温の上昇が著しい昨今、8月は特に日差しが強くなります。
しかし、夏に育てる花は暑さに強く、秋や冬まで長く咲くものが多くあります。冬の庭作りに向け、少しずつ開花時期をずらして花を植えることで、秋や冬でもカラフルで明るい花壇を楽しむことができますよ。
秋以降のガーデニング計画を立てながら、理想の花壇作りを楽しみましょう。
8月に種まきできる暑さに強い花4選
夏の間に準備をしておくことで、秋や冬には華やかな花壇を楽しむことができます。
以下に、暑さに強い花をご紹介します。
ビオラ
スミレ科スミレ属に属するビオラは、開花期間が長い一年草です。きちんと手入れをすれば次々と花を咲かせ、黄色・オレンジ・赤・白・青・紫などさまざまな色を楽しめます。
ビオラは高温では発芽しないため、種まきに適した時期は、8月下旬から9月の20度前後の日です。風通しの良い日当たりの良い場所で育てると、病害虫の被害を受けにくく元気に成長します。
コスモス
コスモスはキク科コスモス属に属する花で、「秋桜」とも書きますが、開花時期によっては夏にも咲きます。色はピンク・赤・白・オレンジなどがあり、短日性の遅咲き品種と、短日性を持たない早咲き品種があります。
秋に楽しむには、遅咲き品種を7月か8月にまくのがおすすめです。
カンパニュラ
カンパニュラはキキョウ科ホタルブクロ属に属し、「小さな鐘」という意味のラテン語から名付けられました。色は白・ピンク・紫などがあり、耐寒性が強く病害虫も少ないため初心者でも育てやすい花です。
ただし、高温多湿に弱いため、風通しが良く日当たりの良い場所で育てることが大切です。5月から9月に種まきをすれば、冬越え後の5月から7月に花を咲かせます。
ストック
ストックはアブラナ科アラセイトウ属に属し、一重咲きと八重咲きがあります。甘い香りがし、切り花としてもガーデニングにも人気があります。
ストックの発芽温度は20度前後で、温暖な土地では8月に種をまくと、11月ごろから開花し、冬の花壇を彩ります。
夏のガーデニングの注意点
8月は猛暑日が続くため、熱中症に注意が必要です。こまめば水分と塩分の補給を心がけましょう。体調に異変を感じたらすぐに休んでください。
冷感タオルやハンディーファンなどを活用し、作業は午前中や夕方の涼しい時間帯に行うと良いでしょう。
また、8月は台風が多く発生する時期です。
- 台風の際はプランターを風が当たらない場所に移動させる
- 丈の長い草花には支柱を立てる
- 防風ネットを設置する
以上の対策を講じておくと安心です。
まとめ
8月はイベントが多い時期です。お盆休みや夏休みに家族旅行を計画する家庭も多いでしょう。イベントの合間に、ガーデニングを楽しむのもおすすめです。
暑い中での作業は少し億劫かもしれませんが、花壇が華やかになると気分も上がりますよ。お子さまと一緒にお花を育ててみてはいかがでしょうか。