お庭の周りが少し物足りないので何か植えたい…
シンボルツリーをもう少し際立たせたい…そんなお悩みはありませんか?
今回はどんな木にどんな低木、下草が合うのかご紹介したいと思います。
下草とは樹木を植える際、その木の下や周りにバランスをとるようにして植える低木やグランドカバーなどを総称して下草と表現します。
下草を選ぶポイントとしては日当たりはどうなのか常緑か落葉なのか冬季にお庭がさみしくならないように常緑と落葉のバランスを考えながら植えることです。
また葉や花の色を見て色合いを考えて植えると良いでしょう。
さらに下草を植えることで雑草が生えるのを防いだり、地表の乾燥を防いだり、お庭の景観がよくなるといったメリットもあります。
【下草に使われる主な分類】
●低木は基本的に0.3~1.5㎝の樹高の植物も事です。
●地被植物(グランドカバー)とは地表面をおおう植物のことで、芝生類、コケ類、シダ類、つる類などがあります。
●宿根草(多年草)とは生育に適さない時期には地上部は枯れるが、地下部は生きていて再び発芽、開花する多年草植物。
●球根植物とは多年草のうち葉や茎などに栄養を蓄え太らせ球根を作るものを言います。
※常緑低木他 [コルジリネ] [ニューサイラン] [アオキ] [アセビ] [ギンバイカ]
【落葉低木】
【常緑の地被植物】
■フッキソウ ■ヘデラ ■ハツユキカズラ ■アジュガ ■エリゲロン ■ヤブコウジ ■ワイヤープランツ ■セキショウ ■ヒメシャガ ■ハラン
■ユキノシタ ■バーハーバー ■ブルーパシフィック ■キチジョウソウ ■ヤブラン ■ツワブキ ■クリスマスローズ ■タマリュウ ■リュウノヒゲ
【落葉の地被植物】
■ヒメイワダレソウ ■ガウラ ■ギボウシ ■ウツギ ■シラン ■アガパンサス
【球根植物】
■ヒガンバナ ■タマスダレ ■スイセン ■カタクリ ■オキザリス
~シンボルツリー×低木下草のおすすめな組み合わせ~
[イロハモミジ]
●オタフクナンテン
●シモツケ
●斑入りヤブラン
(低木に常緑で紅葉のキレイなオタフクナンテンに花が可愛らしいシモツケと斑入りヤブランの組み合わせ。雑木風ガーデンに合います。)
[オリーブ]
●ニューサイラン
●ラベンダー
●クリスマスローズ
(シャープな葉のニューサイランと香りもいいラベンダーと冬に花を咲かせ冬にもお庭をにぎやかにしてくれるクリスマスローズ
[ソヨゴ]
●マホニアコンフューサー
●バーハーバー
●ギボウシ
(涼しげなマホニアコンフュ-サーに強くて育てやすいバーハーバーとギボウシを合わせてナチュラルなお庭の雰囲気に。半日陰のお庭におすすめです。)
[ヒメシャラ]
●ヒイラギナンテン
●キチジョウソウ
●ハツユキカズラ
(幹肌がきれいで自然樹形も美しいヒメシャラに常緑でとても丈夫なヒイラギナンテンを添えてヒメシャラが落葉してもお庭に存在感が出ます。)
[シマトネリコ]
●プリペットレモン&ライム
●ワイヤープランツ
●ローズマリー
(観葉植物のような涼しげなシマトネリコに黄色がキレイなプリペットレモン&ライムをサブツリーにローズマリーとワイヤープランツで洋風な
組み合わせです。半日陰がおすすめです。)
[黒竹]
●タマリュウ
●ヤブコウジ
●セキショウ
(黒い幹肌がきれいな黒竹とタマリュウやヤブコウジを下草に植え和風な組み合わせです)
【下草を植える際の配置のポイント】
★同じ高さに木を並べて植えると枝と枝が交差したり日の当たり具合にも差が出てしまう可能性があるので高低差を付けて植えましょう。
★上から見ても横から見ても不等辺三角形に植えることで人工的ではなく自然風なお庭に見えます。
★落葉してもお庭に立体感を出すために常緑樹を奥に配置するといいでしょう。
【弊社での植栽事例】
涼しげなアオダモに常緑低木のマホニアコンフュ-サーをそえ半日陰を好むギボウシとヤブランやタマリュウを植えてみました。
冬には落葉してしまうアオダモを常緑で花も咲く下草でカバー冬でも淋しくならないお庭に仕上げました。
溶岩石やウッドチップでより一層おしゃれなお庭になります。
シンボルツリーを引き立てる下草も四季折々いろんな表情を魅せてくれます。
今回ご紹介した下草をご参考に素敵なお庭になると幸いです。