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季節に応じた剪定について|熊本のエクステリア・外構工事のgranks

新緑の頃のイロハモミジ。モミジの胴から芽吹いてきた小さな枝は手でむしり取ってもokです。

 

剪定はいつ行っても良いわけではありません。剪定に適した時期はそれぞれの樹種によって違います。剪定の時期を間違えると花や実が付かなくなったり、切り口から樹液が流れ出すことによって木が弱り、最悪の場合枯れてしまう場合もあります。それぞれの樹木の性質を把握して剪定することが大切です。落葉樹か常緑樹かによって大体の剪定時期がわかります。

剪定の目的
・樹形を整える
・不要な枝に養分が奪われ、成長が妨げられるのを防ぐ
・花付き・実付きをよくする
・病虫害を防ぐ
・新しい枝の成長促進と株の若返りを図る

 

基本剪定・軽剪定とは
剪定作業は大別すると、基本(冬期)剪定と軽(夏期)剪定に分けられます。
基本剪定は強めの剪定で、軽剪定はその名の通り軽めに剪定することを指します。

〇基本剪定(冬期剪定。一般に12月~2、3月)
樹木の生育が不活発な冬季に行う。樹形の骨格を作る剪定になる。
落葉樹は葉が落ちているので、全体の枝ぶりが把握しやすい時期でもある。

〇軽剪定(夏季剪定。7~8月)
茂り過ぎを改善して風通しを良くするための枝透かしや、樹形の乱れを直すための軽い剪定をいう。
夏に強く剪定すると枯れこむことがあるので注意する。

 

樹種ごとの剪定適期
一般的に、常緑樹・針葉樹は早春の新芽が出る前か、新枝がある程度成長しきった頃に、落葉樹は葉を落とした後の冬季の休眠期に基本剪定を行います。真夏に行うと樹木に負担がかかり過ぎるので避けます。その後、茂りすぎた枝葉を整える役割のある軽剪定を行います。

針葉樹・・・基本剪定:3~6月 軽剪定:10~11月

常緑樹・・・基本剪定:3月下旬~6月 軽剪定:7月~11月。

落葉樹・・・基本剪定:11~2月 軽剪定: 3、6、9、10月

※モミジ類は落葉樹だが、落葉後の休眠期が短いため、年内には剪定をすませる。年明け後に枝を切ると樹液が流れ出し、木が弱ってしまう。また、鋏を入れられることが苦手なので、細い枝はできるだけ手で取り除く。太い枝を切った時はできれば癒合材を塗っておく。

花木・・・・基本的に花後に剪定する。これは、花芽が付いている時期に剪定してしまうのを避けるため。大体の花木は夏に花芽ができる。
※時期は樹種により異なってきます。

 

剪定は難しい面もありますが、自分の好みの樹形に整えるのは楽しくもあります。時期を間違えなければ、枯れてしまうことも滅多にありませんので、ぜひチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
次回は実際にどんな枝を剪定すれば良いのかお伝えします。

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