学名:Olea europaea
科名:モクセイ科
原産地:地中海沿岸~中南一帯
和名:オリーブ
開花時:5月中旬~6月中旬
樹高:2m~15m
花色:白
収穫期:10月~11月
洋風のお庭のシンボルツリーとして人気の高いオリーブ。丈夫で育てやすく地植えでも鉢植えでも育てられます。
またオリーブは世界中に1000以上の品種があると言われていています。
オリーブは基本的には1本では受粉しないので実は付きません。
1本でも実が付く品種もありますが少し実が付く程度です。収穫したいのであれば2品種以上植えると
実が豊富に付きやすくなります。
たくさんの品種があるオリーブの中で今回は代表的な品種とそれぞれの特徴をいくつか紹介したいと思います。
オリーブの人気の品種
■シプレッシーノ
枝が直立して伸び樹形がまとまりやすいので他の品種に比べると剪定も楽です。
狭い庭や鉢植えにおすすめの品種で病気に強く若いときから結実しやすいのが特徴です。
花付きもいいので受粉樹としても用いられます。
■ミッション
ミッションは先の尖ったハート型のかわいい実を付けます。
葉の裏が白いのが特徴で直立性でバランスよく生長するのでシンボルツリーなどの観賞用として人気があります。
含油率も高いことからオリーブオイル用として栽培されることもあります。
■ルッカ
ルッカは葉の表が濃い緑でねじれがあるのが特徴で小さな実をたくさんつけます。
開張型で生長が早く耐寒性もあり病気にも強いです。
ミッションと同じく含油率が高くオイル専用種でもあります。
1本でも結実しやすく初心者でも比較的育てやすい品種です。
■マンザニロ
マンザニロはスペイン原産。スペイン語で「小さなリンゴ」という意味でその名の通りリンゴのような丸い実がなります。
他の品種に比べ樹高も低めで樹形も丸く育ち果実は大きいのが特徴です。
1本では実を付けない品種で主にピクルス用で収穫されることが多いです。
■ネバディロ・ブランコ
ネバディロ・ブランコはオリーブオイルとしては最適ですが果肉が柔らかいため食用には向きません。
花粉量が多いため受粉樹としても用いられます。
花を楽しみたい方におすすめの品種です。
オリーブが好む環境・特徴
●温暖で日当たりのいい場所を好みます。
●加湿に弱く乾燥を好みますが水分不足になると実付きが悪くなったりするので土の表面が乾いたかなと思ってから1日~2日後くらいに
水を与えるとよいでしょう。
●鉢植えであれば厳寒地では冬は日当たりのいい場所に移しましょう。
●オリーブは根が浅く張るので強風で倒れてしまう事があります。支柱などの添え木をし風当りの強い場所は避けましょう。
オリーブは地中海ムードが持ち味でお庭をおしゃれに魅せてくれます。
またオリーブの実からとれる油は、食・美容・健康さまざまな分野で使われます。
お庭になにか1本とお考えの方、是非オリーブにしてみてはいかかですか(^^)?