お正月を彩るアイテムといえば、しめ縄や門松ですね。これらは、魔を払い福を迎え入れる縁起物として古くから用いられています。
そんな縁起物に、今年は「寄せ植え」をプラスして、新年をお祝いしてみませんか?寄せ植えは長く楽しめるうえに、お正月らしい雰囲気をより演出してくれますよ。
今回は、お正月の寄せ植えにおすすめの花材や初心者でも簡単に作れる方法について紹介します!
寄せ植えとは?
寄せ植えとは、ひとつの鉢(土)に複数の植物を植えることで、最近ではコンテナガーデンとも呼ばれています。
鉢(コンテナ)に植えるので庭がなくても楽しめるメリットがあり、玄関先や室内などさまざまな場所に置くことができます。贈り物にも最適ですね。
今年のお正月は寄せ植えを置き、新年を迎えてみましょう!
お正月の寄せ植えにおすすめの花材
お正月の寄せ植えにおすすめの花材を、以下紹介します。いずれも、フラワーショップや植木市で入手できるものばかりですよ。手入れも簡単で長持ちするので、初心者でも安心です。
松(マツ)
松は「祀る」にちなんだ樹木。中国でも古くから生命力・不老不死・繁栄の象徴とされ、日本では正月に門松を飾る習慣がありますね。
葉牡丹(ハボタン)
昔からお正月の代表的な花として用いられてきました。寒さに強く、大型品種から寄せ植えに適した極小サイズまで、さまざまなサイズと色があります。
南天(ナンテン)
小さな赤い実がなる南天は、「難を転じて福」とされる縁起の良い木。庭木としても人気の樹木です。
千両(センリョウ)
千両は、商売繁盛を象徴する縁起の良い木。「千両・万両」と呼ばれることもあります。
藪柑子(ヤブコウジ)
ヤブコウジは「十両(ジュウリョウ)」とも呼ばれ、最近では斑入りが人気です。
パンジー・ビオラ
冬花壇の女王ともいえるパンジーとビオラ。品種もカラーも幅広く、寒さにも丈夫です。小さい花ですが、寄せ植えに添えるとより華やかさが増すでしょう。
初心者でも簡単!お正月の寄せ植えの作り方
美しい寄せ植えを作るためには、草花の大きさや色を考慮しながらバランスよく配置する必要があります。ガーデニング初心者のなかには、難しさを感じる人がいるかもしれません。
でも、心配はご無用。ポイントを押さえれば、誰でも簡単にきれいな寄せ植えを作ることができます。
まずは、作り方から!
➀まず、鉢底にネットを敷き、水抜き穴から土がもれないよう鉢底石を約2cmの厚さで敷きます(草花を植える場合は赤玉土大粒が適しています)。
➁次に、苗を仮置きして配置のバランスを確認します。
③仮置きができたら苗をとり、培養土を入れます。水やり時に土が流れ出ないように、鉢の縁から約2cmのウォータースペースを確保しておきましょう。
④仮置きの配置に従って、鉢に苗を置きます。苗が崩れないよう、優しく丁寧に扱いましょう。
⑤培養土を根の間に入れていきます。
⑥突き棒(割り箸など)を使用してしっかりと土を押し込み、根同士の間に隙間がないようにしたら完成です!
きれいな寄せ植えにするためのポイント
オシャレな寄せ植えにするためのちょっとしたヒントを紹介します!
鉢を工夫する
オシャレな寄せ植えにするためには、鉢のデザインにもぜひこだわりましょう。置く場所の雰囲気に合った鉢を選ぶことが大切です。お正月の寄せ植えなら、落ち着いた色合いのシックな陶器がおすすめ。お正月らしい厳かな雰囲気が出るでしょう。
異なる性質・形状を組み合わせる
寄せ植えがオシャレに見えない場合、草花の性質が揃いすぎて、単調になっている可能性があります。そんなときは、異なる性質・啓上を組み合わせてみましょう。立体感や調和が生まれ、見ごたえのある寄せ植えになります。
寄せ植えにお正月らしいアイテムを飾って新年を祝おう!
寄せ植えには、お正月のモチーフや和柄のリボンなどを加えると、雰囲気が一層引き立ちます。
年末は忙しい時期かもしれませんが、数時間で素敵な寄せ植えが完成します。ぜひオリジナルの寄せ植えを楽しんで、新年を気持ちよく迎えてください☆