夏日になる日が多かった10月ですが、11月を目前にめっきり涼しくなりましたね。秋が深まるのも、すぐそこです。
実は、秋は樹木の植え付けに最適な季節。庭作業もしやすいので、ガーデニング初心者も安心して庭作りを楽しめますよ。
今回は、秋の植え付けがなぜ効果的なのか、理由を詳しく解説するとともに、おすすめの樹木を紹介します。
秋はなぜ樹木の植え付けに最適な季節なの?
秋が植え付けに最適な季節である理由は以下のとおりです。
直射日光が強くないから
春に植えたばかりの樹木は、夏の強い日差しで傷む場合があります。しかし、秋に植え付ければ、穏やかな光の中で育つことができます。
水が枯れにくいから
秋から冬は、水が枯れにくい季節。多くの水を必要とする樹木は、水枯れするリスクが低くなります。
虫の発生が少ないから
多くの虫は、春に幼虫へと成長します。そのため、夏にかけて虫が多く発生しますが、秋は春と比べて虫の発生が少なくなるため害虫を防げます。
生長がゆっくりで手間がかかりにくいから
秋から冬は日照時間が短いため、ゆっくりと成長します。株を充実させる期間が長い分、養分と体力を蓄えます。
以上の理由から、秋は庭木の植え付けにうってつけの季節なんです。
特にガーデニング初心者には、だんだんと暑さが増す春よりも、寒くなっていく秋からの植え付けがおすすめです。
秋の植え付けにおすすめの樹木
落葉花木
ウメ
コブシ
ハナミズキ
ツバキ
サザンカ
ヤマボウシ
ボタン
モクレン
カエデ など
果樹
モモ
リンゴ
イチジク
ベリー系 など
秋の植え付けの注意点
まずは、植え付けの基本を押さえましょう。ステップは以下のとおりです。
1.植える場所を正しく選び、植木鉢の高さの1.5倍程度の深さに穴を掘る。
2.穴に植物を入れ、土を戻したら根元を水平にしながら土を置く。
3.十分な水を与えて根付きを促す。
1.は、少しほぐしてから植えると、根が広がりやすくなります。次に、植え付け後の管理の注意点についてみていきましょう。
水やりと肥料
秋に植えた庭木は、特に最初の水やりが大切。植え付け後はしっかりと水を与え、その後も週に1〜2回のペースで水を与えましょう。また、日当たりや風通しが良い場所に植えた庭木は水分が蒸発しやすいため、注意が必要です。
肥料は、植え付け時に有機肥料をまくと、初期の成長を助けるだけでなく土壌改善にもつながります。追肥は春と秋に行うと効果的。秋の追肥は、冬越しを迎える植物の株を強くします。
病害虫対策
先述したとおり、秋は気温が低下するため虫の発生が少なく、病害虫の管理がしやすい季節です。 ただし、秋でも一部の病害虫には注意しましょう。
予防策は、剪定で風通しをよくし、適度な湿度を保つこと。もしも病害虫が発生した場合は、早めに対処することが重要です。 市販の殺菌剤や殺虫剤も効きますが、天然のニンニク抽出液などもおすすめです。
秋に樹木を植え付けて春の芽吹きを楽しみに待とう♪
秋は植物にとっても優しい季節。ガーデニング初心者の方も安心して庭づくりを楽しむことができるでしょう。
今回紹介したおすすめの樹木と植え付けの注意点を参考に、ぜひ自分好みの樹木を植えてみてくださいね。