朝晩が冷え込み、だいぶ秋らしい気候になってきました。お庭も色とりどりの紅葉で彩られているのではないでしょうか。しみじみした風情があふれる秋の庭は、心を和ませてくれますよね。でも、落ち葉の掃除は結構大変な作業です。「掃いても掃いても、すぐに落ち葉でいっぱいになる…!」と嘆かわしく思っている人もいるかもしれません。それなら、落ち葉を色んなシーンに活用してみましょう!
落ち葉の活用術7選
落ち葉は、肥料や土壌の保護材・断熱材として代用が可能です。家庭でも簡単にできるので、ぜひ試してみてください!
コンポスト(堆肥)の材料にする
落ち葉はコンポストの原材料として活用できます。作り方はとっても簡単。土の中に、食べ残し(生ごみ)と落ち葉を入れ、定期的に混ぜるだけです。ポイントは、こまめに混ぜること。こうすることで酸素が循環し、分解が早く進みます。
腐葉土を作る
腐葉土とは、堆肥化された落ち葉のこと。あらゆる植物の栽培に役立つ土です。腐葉土の作り方も非常に簡単で、落ち葉の山を作って、半年から1年放置するだけです。湿気を保ちながら自然に分解させると、土壌の質を向上させる腐葉土ができますよ。
土壌の保護材にする
長い間植物がない花壇は、土が侵食される恐れがあります。花壇に落ち葉を敷くことで、雨の影響を軽減されるため、土の流出を防ぐことができます。
自然の断熱材にする
落ち葉は土の保温材としても活用できます。特に、冬の寒さから植物を守るのに効果的。十分な量を積み上げれば、雑草の発生を抑えることもできます。
庭の養分にする
落ち葉をマルチング芝刈り機で細かくして庭に撒けば、冬の間に分解され、土壌の養分として活用できます。
秋の定番!落ち葉で焼き芋を作ろう
実りの秋は、落ち葉で焼き芋を作って楽しむのもいいですね。焼いている間はみんなで焚火をして暖をとるのも◎。焼き芋の手順を以下、簡単にまとめました!
【準備するもの】
➀落ち葉⇒乾燥させておきます。
➁さつまいも⇒洗って土を取り除きます。
③アルミホイル
1.焚き火の場所を選ぶ
安全な場所を選び、近くに可燃物がないことを確認しましょう。地面に小さな穴を掘るか、石やブロックで囲った火床を作ります。
2.火をつける
まず、薪や紙、細い枝などを使って火を起こします。火が十分に燃えてきたら、落ち葉を上に積み重ねていきます。落ち葉は火を大きくさせるため、少しずつ追加していきましょう。
3.さつまいもの下ごしらえ
さつまいもをアルミホイルでしっかりと包みます。こうすることで、直接火や熱に触れずにじっくり焼くことができます。
4.焼き芋を埋める
アルミホイルで包んだ焼き芋を、火床の中央部に埋めます。その上からさらに落ち葉を積み、さつまいもを完全に覆います。
5.じっくりと焼く
約30分ほど、じっくりと焼きます。途中で火が弱くなったら、落ち葉を追加して絶やさないようにしましょう。
6.焼き上がりの確認
火の中からさつまいもを取り出して、竹串で刺して火が通っているか確認します。そのまま割ってみてもOK。ホクホクと湯気が上がれば完成です!
落ち葉を使って自然の中で楽しむ焼き芋は、特別な味わいがあります。安全に注意して、美味しい焼き芋を楽しんでくださいね。
落ち葉を活用して秋をもっと楽しもう!
落ち葉は、活用次第で庭や環境に多くの利益をもたらしてくれる資源になり得ます。今回紹介した方法を試して、充実した秋にしてみてくださいね。