白クリーム色の花が美しくシンボルツリーとしてもよく見かけるヤマボウシの木。その中でも一年中葉をつけている常緑タイプのヤマボウシがあるのをご存知でしょうか?
常緑ヤマボウシは、ガーデニングでも人気の樹木。5月~7月にかけて白い美しい花を咲かせます。
今回は、そんな常緑ヤマボウシの魅力について紹介します!
常緑ヤマボウシの魅力
常緑ヤマボウシの魅力はなんといっても樹を覆うように花が咲き、開花期間も1ヶ月程度と長いところ。
常緑樹ですが、秋には紅葉し赤く丸い果実が熟し、冬も葉を完全に落とすことがないので一年中観賞できシンボルツリーとしてとても人気のある樹木です。
お手入れも比較的簡単なので、ガーデニング初心者にもおすすめですよ。
常緑ヤマボウシには2つの品種がある
常緑ヤマボウシには、大きく分けて2つの品種があります。常緑ヤマボウシヒマラヤとホンコンエンシスです。
常緑ヤマボウシヒマラヤ
常緑ヤマボウシヒマラヤは黄色がかった花びらと細い葉が特徴です。果実も大型で、紅葉がとてもきれいです。
ホンコンエンシス種
ホンコンエンシス種は品種改良され、さまざまな品種が出回っています。
<常緑ヤマボウシ ホンコンエンシス月光>
ヤマボウシの品種の中でも最も花付きが良く花のサイズも大きいので開花時期の華やかさはとても魅力的です。花が多い分、実もたくさん残り花の後もかわいい姿を魅せてくれます。
<常緑ヤマボウシ メラノトリカ>
別名「ガビザンヤマボウシ」とも言われ、葉に光沢があり、常緑ヤマボウシの中でも一番葉が落ちにくい品種です。ホンコンエンシスの中でも一回り小さな花を咲かせるのが特徴です。
<常緑ヤマボウシ レッドムーン>
ホンコンエンシス月光から選抜された品種でこれまでにないピンク色の花を咲かせます。花付きもよく、冬には赤紫色に紅葉します。
常緑ヤマボウシの実は食べられる!
常緑ヤマボウシの実は、食用にもなります。
9月頃に果実を実らせる常緑ヤマボウシ。皮は赤色で果肉は黄色をしています。
熟すと地面に落下し、そのまま皮をむいて食べられます。味はマンゴーやアケビに似ているそうですが、ぶつぶつした見た目から食べることに少し勇気がいるようですが;
常緑ヤマボウシは木の美しさはもちろん、花や実も楽しめる樹木です。
常緑ヤマボウシを植え、冬も緑を楽しめるお庭にしてみませんか?