実は、新築でもリフォームでも、外構工事の失敗は少なくありません。完成後、実際に住み始めてさまざまな不具合や不便さに気付くことが多いのです。
今回は、熊本の外構工事でよくある失敗例とその解決策について解説します。
本記事を最後まで読んで、後悔しない外構工事にしてくださいね!
熊本の外構失敗事例6選
では早速、熊本の外構工事でよくある失敗事例について紹介します。住宅の規模が大きく車社会の熊本では、カーポートやフェンスなどの工事においてトラブルが散見されます。
熊本で外構工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
外構失敗例① カーポートが狭い!位置が変!
「駐車場を使ってみたら、広さや位置が思っていたよりも狭くて不便だった!」というケースです。カーポートを設置する際には、実際に車を使う際の動線を考慮することが大切です。
【対策】
所有している車のサイズを確認して、駐車スペースの設置を依頼しましょう。駐車スペースのサイズは、国土交通省から公開されている設計・施工指針を参考にしてみてください。ただし、単に広さだけでなく、設置位置も慎重に検討する必要があります。すでに使いづらいカーポートがある場合は、リフォームで拡張することも視野に入れましょう。
外構失敗例② カーポートの圧迫感や薄暗さが気になる!
玄関前にカーポートを設置した場合は、採光の悪さにより圧迫感が生じることがあります。玄関の近くにカーポートを設ける際は、家の窓や日当たりの位置に合わせて、カーポートの支柱の高さを調整することが望ましいでしょう。
【対策】カーポート支柱の高さを調整することが大切です。一般的に、支柱の高さは2m前後ですが、2.5m程度に設置することもできます。支柱の高さをやや高めに設定することで、開放的な空間を確保できますが、高すぎると雨が吹き込みやすくなるため注意してください。
外構失敗例③ 駐輪スペースがない!
工事直後は自転車がなくても、しばらく経ってお子さんが自転車を購入する際に、駐輪スペースがないことに気付くケースも少なくありません。玄関からの出し入れは大変なため、将来的に自転車を置く可能性がある場合は外構部分に自転車置き場用のスペースを設けておくと安心です。
【対策】外構に駐輪場(サイクルポート)を設置することをおすすめします。また、将来的にバイク置き場としても活用できるような計画を立てておくことも重要です。
外構失敗例④ 外からの目線が気になる!
門扉や塀がない住宅では庭や部屋が丸見えになってプライバシーが侵害されるだけでなく、空き巣など不法侵入のリスクも高まります。セキュリティに配慮した設備を導入することが重要です。
【対策】門扉や塀を設置し、セキュリティを強化しましょう。目隠しフェンスや塀を設けることで、外部からの視線を遮ることができます。敷地が広い場合などには、門扉の両サイドに「門柱」を併設するのもよいでしょう。
外構失敗例⑤ 外階などの段差が不便!
特に高齢者にとって、外階段や段差は歩きにくさや不便さの原因となります。転倒事故のリスクも高まるため、安全なデザインが求められます。
【対策】外階段をスロープに変更するか、手すりを設置しましょう。また、段差を撤去してバリアフリーな環境を整えることも有効です。
外構失敗例⑥ 水道が必要だった!
洗車や庭の手入れをする際に、外に水道がないと不便を感じることがあります。外構部分に水道設備を追加することで、利便性が向上します。
【対策】カーポートの近くに立水栓や水栓柱を設置すると良いでしょう。特にペットがいる場合は、散歩から帰ってきたときにペットの手足を洗うためにも役立ちます。
熊本の失敗しない外構業者選び
上記で紹介した失敗を防ぐためには、熊本の外構に詳しい施工業者を探したうえで、じっくり打ち合わせするのが一番です。
優良な業者であれば、サイズ・素材の選び方についてアドバイスしてくれたり、駐車場などは建築基準法にも配慮しながら提案してくれたりするはずです。
雑な説明をしたり適当な見積りを出したりする業者は、優良とはいえません。安さばかりを売りにする業者やアフターフォローのない業者にも要注意。
なるべく複数社に見積もりを依頼し、提示されるプランや価格などを比較すると安心です。
熊本の外構工事で失敗しないためにも優良業者を見極めよう!
今回は、熊本の外構工事でよくある失敗例とその対策についてお話ししました。
「我が家も失敗しないよう、計画的に外構・エクステリアを工事したい!」と感じられた方も多いと思います。失敗しないためには、優良業者を選んだうえで、将来的な生活も考えて設計を依頼することが大切です。
今は車や自転車を持っていなくても、子どもが大きくなったら使うかもしれません。また、高齢になってもスムーズに移動できる設計にしておくと安心です。
家族みんなが快適に暮らせるような外構工事にしてくださいね!