少しずつ暑くなりもうすぐ夏本番です。
暑い夏の時期も木陰で涼しく過ごせたら気持ちがいいですよね(^.^)
みなさん雑木森などに行ったときひんやりと涼しいと感じたことはありませんか?
しかしなぜ雑木森などの木陰は建物の日陰に比べてあんなに涼しいのでしょう…
それは葉の茂りで陰になっているのはもちろんなのですが葉っぱや木が立っている土から水が蒸発することによって気温が下がるからなのです。
人間に例えるならば汗や打ち水のような感じで植物も蒸発することによって温度が上がらないようしています。
まさしく樹木は天然の空調設備なのです!
そこで雑木の庭を作るうえでおすすめしたい樹種をいくつか紹介したいと思います。
■コナラ
雑木の庭の代表ともいえるコナラは秋に葉が枯れても春の新緑が出る頃まで落葉しません。
成長も早く根が深く伸びるので土の中の環境もよくしてくれます。
■ヤマコウバシ
ヤマコウバシは春の新緑が芽吹くまで茶色の葉をつけたままで落葉することがありせん。
冬でもお庭を雑木風に感じさせてくれる木です。
■アオダモ
アオダモは下枝が少なく幹もスラリとしていてとても涼しげな木です。
自然樹形もキレイで庭に森林の雰囲気を出してくれます。
■イロハモミジ
モミジは日本の紅葉する樹木の代表ともいえる木です。
カエデ類は幹が斜めに伸びるものが多く自然に雑木らしい樹形になっていきます。
■エゴノキ
エゴノキは雑木の中でも比較的整って樹形をしています。
山の中の川辺を思い浮かべるような涼しげな雰囲気を出してくれます。
■クロモジ
クロモジは低い山林で多く見られ花や秋の黄葉を楽しむことができます。
日当たりがよくない狭いスペースなどに最適な雑木の名脇役のひとつです。
雑木の庭を作る際、実際に公園や山などを歩いて自然に自生する植物を観察し植栽のイメージをされるのもよいでしょう。
お庭が狭いスペースならば株立ちのものにすると、より雑木森のような雰囲気を作ることができます。
ただしあまり密に植えすぎると日当たりや風通しが悪くなり病害虫が発生しやすくなる原因になってしまうので気をつけましょう。
雑木に合わせて低木や下草はもちろん、石や苔など自然を感じさせるようなものを取り入れてみるのもいいでしょう。
生活の中で自然の心地よさを感じながら夏も涼しく過ごせるお庭を作ってみてはいかかですか?