熊本の植木・ガーデニング・エクステリア・造園・新築外構のgranks

熊本 エクステリア 新築外構

夏の庭仕事大特集|水やり・切り戻し・追肥・剪定・除草のポイント

こんにちは!熊本のエクステリア・樹木のアドバイザー、山口栄治(やまぐち・えいじ)です^^

史上最短で梅雨が明け、早くも夏本番を迎えました。一気に気温が高くなるこの時期は、草花にとっても過酷な時期です。

正しい知識と方法で適切にケアをし、夏場を乗り切りましょう!

夏の草花のお手入れ

ガーデニング

草花の中には、強い日差しや水不足により葉が焼け、枯れてしまう種類があります。自生している植物とは違い、鉢植えの草花は自然な環境に置かれてはいません。気温が30℃を超える真夏は鉢植えの草花にとっても辛い時期。水やりや日陰への移動など、こまめにお手入れしてあげましょう。

水やり

ガーデニング

夏の水やりは、気温の低い早朝か夕方に行いましょう。また晴天時は土が乾きやすいので、朝と夕、2回水やりをしてください。鉢底から流れ出るまで、たっぷりと与えましょう。

なお、炎天下の中での水やりはNG。その理由は以下です。

・鉢の中が蒸され根を傷めてしまう
・土の乾燥が激しくなる
・葉や花びらについた水滴がレンズ代わりになって火種になり、葉や花びらが焼けてしまう。

水やりは「土が乾いたら与える」が基本なので、土が湿っている場合は与える必要はありません。また草花の性質によって乾き具合も異なるので、水やり前に土の状態を確認しましょう。

切り戻し

ガーデニング

サルビア・マリーゴールド・ジニアなど秋まで咲く花は、夏になると茎が伸びてきます。秋になる前の、8月中旬から下旬にかけて「切り戻し」をし、整えてあげましょう。

やり方はとっても簡単。伸びた茎を1/2~1/3くらいの長さに切るだけでOKです。切った後は液肥を与えましょう。

追肥

ガーデニング

肥料の主な成分は、チッソ・リンサン・カリです。中でもチッソは植物全体の成長を司る成分のため特に重視されていますが、夏にチッソが多く含まれている油かすなどの肥料を施すと、夏バテしやすくなるので注意が必要です。

一方、カリの多い肥料は耐暑性をつける作用があるため、夏バテを防ぐ効果が期待できます。なるべく夏になる前からカリの多い肥料を施しておきましょう。

夏の樹木のお手入れ

木

夏になると樹木の葉はいっそう生い茂り、樹勢が増してきます。庭木の場合は枝葉の著しい成長により、風通しや日当たりが悪くなってしまうことが。そのため、邪魔な枝を切り落としてスッキリさせたいと思う人もいるでしょう。しかし、夏場の樹木の手入れは慎重に進めなければなりません。

剪定

ガーデニング

実は、ほとんどの樹木において夏場の剪定はNGです。その理由は以下のとおり。

・生育旺盛の夏は多くの養分を必要とするが、剪定をすることで養分の蓄えを減らしてしまうから。
・剪定により葉が減ると幹に直接日が当たり、幹焼けを起こして衰弱してしまうから
・根から吸い上げた水分の蒸散が残った葉に集中することで、新芽が傷んだり生育不良になったりするから。

ただし、細い枝や徒長枝を軽く剪定する程度であれば問題ありません。

追肥

ガーデニング

樹木に使用する肥料には、天然素材を原料とした「有機質肥料」と化学合成された「化成肥料」の2つがあります。

有機物は気温が高くなると微生物による分解が進むため、醗酵の過程で熱が放出されます。これにより根が枯死する『肥料焼け』が起こってしまうので、夏は醗酵熱の心配のない化成肥料がおすすめです。

どうしても有機質肥料を使いたい場合は、植え穴を深めに掘り、肥料を入れた後にしっかり土を被せましょう。このとき、根と肥料が直接触れないようにしてください。

土壌改良に使うバーク堆肥なども有機質肥料ですが、醗酵が完全に治まった状態の堆肥であれば醗酵熱の心配がありませんので、暑い時期でも利用できます。

暑さ対策もしっかりと

ガーデニング

夏場のベランダは、鉢植えの草花にとっても過酷な環境です。ときには40℃~50℃まで気温が上がることもあるので、暑さからしっかりと守ってあげましょう。

床面がコンクリートの場合は、直接草花に熱が伝わりやすいので注意が必要です。コンクリートの上に直接鉢を置くのは避け、木製のスノコやレンガの上に鉢を乗せるなどしましょう。

またベランダでは乾燥にも要注意。エアコンの室外機からの風が直接草花に当たらないようにしましょう。直射日光や強い西日を遮るために、葦簾(よしず)や遮光ネットを利用しても良いでしょう。

土のケアにも工夫を

ガーデニング

マルチングは防寒対策に有効なアイテムですが、直射日光を遮るので暑さ対策にも有効です。土の温度上昇を防ぐためのマルチングには、バークやワラなど通気性のよい素材を使いましょう。

またマルチングは、泥の跳ね上がりを防ぐので、病気の発生を抑える効果もあります。植え込む用土は通気性や水はけのよいものにしておくと、夏でも快適な環境を保つことができるでしょう。

暑さに強い花

ひまわり

昨今の日本の夏は酷暑となる日が続くので、草花の暑さ対策にも限界があります。夏のガーデニングを快適に楽しむためのポイントの一つは、もともと暑さに強く、お手入れの手間もかからない草花を選ぶことです。暑さに強く、日本でも育てやすい花の代表例は以下のとおり。

・ヒマワリ
・ガザニア
・ケイトウ
・サルビア
・センニチコウ
・ペンタス
・アガパンサス
・グラジオラス

いずれも原産国はアフリカやメキシコなど、温暖な地域です。

雑草は根こそぎ除去しましょう

雑草

日差しがよく届く夏の庭では、大切に育てている草花だけではなく、雑草も生い茂ります。気が付いたらそこらじゅう雑草だらけにになっていた…ということもよくあるでしょう。

庭が雑草だらけだと景観が悪くなるだけでなく、地植えの草花の栄養分を奪ったり虫が発生したりと、さまざまなお庭のトラブルを招きます。

手でむしり取る作業は熱中症などのリスクを伴うので、除草剤や防草シートなどを併用し雑草対策の負担を軽くしましょう。予算に余裕がある場合は、タイルやコンクリートの施工もおすすめです。

雑草対策についてはこちらの記事からも!
今スグ出来る効果的な雑草対策

まとめ

ガーデニング

水やりに鉢の移動、雑草対策など夏の庭仕事はたくさんありますが、酷暑の中での作業は熱中症になる恐れがあるので注意が必要です。

夏の間の庭仕事は、早朝や夕方など涼しい時間帯にすませるようにしてくださいね!

外構工事・エクステリアデザイン・ガーデン施工 granks
〒861-4616 熊本県上益城郡郡甲佐町大字田口3881-5

電話:096-285-4571  Open: 9:00~18:00

定休日:毎週水曜日

小予算でのエクステリア・新築などの外構工事・ガーデニング・植栽工事のご相談もお気軽にご連絡ください。

リフォームローンのご相談も承っております。

トップへ戻る