
令和8年熊本地震により被害に遭われた皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。
地震後は、建物の中だけでなく、庭や駐車場、ブロック塀、フェンスなどにも被害が出ている場合があります。
ただし、確認のために危険な場所へ近づくのは禁物です。まずはご自身とご家族の安全を優先し、離れた場所から確認してください。
この記事では、熊本県で地震後に庭や外構を確認するときのポイントと、専門業者へ相談した方がよい状態をわかりやすく紹介します。
※画像はイメージです。今回の熊本地震とは関係ありません。
地震後の外構確認は「触らず、離れて見る」が基本

地震後の庭や外構は、すぐに触ったり、自分で直そうとしたりせず、離れた場所から確認することが大切です。
見た目では小さなひびでも、内部の部品が外れていたり、地面の中で土が動いていたりする可能性があります。特に、ブロック塀や門柱、カーポートなどは、突然倒れることも考えられます。
熊本県の防災情報でも、地震発生時はブロック塀や落下物など、危険な物から離れるよう案内されています。
安全確認をするときは、次の点を守りましょう。
- 余震が続いているときは外へ出ない
- 夜間や大雨の中では確認しない
- ブロック塀や門柱を手で押さない
- カーポートやテラスの屋根に上らない
- 傾いた庭木の下に入らない
- 子どもやペットを近づけない
危険を感じた場合は、ロープや目印などで近づけないようにし、安全な場所へ移動してください。
ブロック塀にひびや傾きがないか確認しましょう

最初に確認したい場所は、道路や通路に面したブロック塀です。
ブロック塀は地震の揺れによって、ひびが入ったり、全体が傾いたりすることがあります。倒れると、家族だけでなく、通行している人や車にも危険が及ぶため注意が必要です。
次のような変化がある場合は、近づかず専門家へ相談しましょう。
- 地震前にはなかったひびがある
- 塀が道路側や庭側へ傾いている
- ブロックの一部がずれている
- 塀の根元にすき間ができている
- 表面の一部が落ちている
- 押さなくてもぐらついて見える
国土交通省も、危険性が確認されたブロック塀について、通行する人への注意表示や、補修・撤去などの対応が必要と案内しています。
自分でハンマーを使って壊したり、ロープで引っ張ったりするのは危険です。道路側へ倒れそうな場合は、自治体や警察などへの連絡も検討してください。
門柱・門扉・フェンスのずれも確認

門柱やフェンスに少しでも傾きがある場合は、無理に動かさないことが大切です。
地震後は、門扉が開かない、鍵がかからない、フェンス同士の間にすき間ができるといった変化が見られることがあります。これは、柱だけでなく、柱を支えている地面が動いた可能性もあるためです。
特に注意したいのは、次のような状態です。
- 門扉が地面にこすれる
- 鍵が急に閉まらなくなった
- 門柱が傾いている
- フェンスの板や部品が外れかけている
- フェンス全体が波打って見える
無理に門扉を開け閉めすると、部品が外れたり、柱が倒れたりするおそれがあります。普段使っている通路が危険な場合は、別の安全な出入り口を使いましょう。
フェンスやカーポートの施工イメージは、グランクスのカーポートとフェンスの施工事例でもご覧いただけます。
カーポートやテラス屋根は下から確認

カーポートに異変を感じても、屋根に上って確認してはいけません。
大きな揺れによって、柱の固定部分や屋根材、雨どいなどがずれている場合があります。見た目では問題がないように感じても、部品が外れかけている可能性も否定できません。
離れた場所から、次の点を確認してください。
- 柱が斜めになっていないか
- 屋根材が浮いたり、ずれたりしていないか
- ネジや部品が地面に落ちていないか
- 雨どいが外れていないか
- 建物の壁と接する部分にすき間がないか
- 車の出入りに支障が出ていないか
屋根材が浮いている場合は、風で飛ばされるおそれがあります。無理に戻そうとせず、車や人を近づけないようにしましょう。
駐車場や玄関までの通路に段差がないか確認

地震後は、駐車場や玄関までの通路に、ひびや段差ができることがあります。
わずかな段差でも、歩行中につまずいたり、車や自転車の出入りに影響したりするため注意が必要です。高齢の方や小さなお子さまがいるご家庭では、特に早めの確認をおすすめします。
確認する場所は次のとおりです。
- コンクリートの大きなひび
- 地面の沈みや盛り上がり
- 玄関前の階段のずれ
- 駐車場と道路の間にできた段差
- 排水口の周辺にできたすき間
- 地面から水が出ている場所
地面から水が出ている場合は、水道管などが傷んでいる可能性もあります。外構業者だけで判断できないケースもあるため、水道業者や自治体への相談が必要になることがあります。
水はけや排水口の変化を確認

地震後は、雨が降ったときの水の流れにも注意しましょう。
地面が沈んだり傾いたりすると、これまで水がたまらなかった場所に水たまりができる場合があります。地震で地盤がゆるんだ地域では、雨によって状態が変わることもあるため、無理な確認は避けてください。
次のような変化は相談の目安です。
- 雨水が建物側へ流れる
- 駐車場に大きな水たまりができる
- 排水口へ水が流れなくなった
- 土や砂が排水口に流れ込んでいる
- 庭の一部だけが大きく沈んでいる
排水口のふたがずれていても、素手で持ち上げるのは危険です。中の状態が見えない場合は、専門業者へ確認を依頼しましょう。
庭木の傾きや根元の浮きを確認
庭木は、幹だけでなく根元を見ることが重要です。
地震後に木が傾いていなくても、根元の土にすき間ができている場合があります。そのまま強い風や大雨を受けると、枝が折れたり、木全体が倒れたりするかもしれません。
次の状態が見られる場合は、木の下へ入らないようにしてください。
- 地震前より木が傾いている
- 根元の土が大きく盛り上がっている
- 根が地面から見えている
- 太い枝に割れ目がある
- 電線や屋根に枝が触れている
- 木の周辺に地割れがある
電線に接している枝は、自分で切らず、電力会社などへ連絡しましょう。グランクスでは外構だけでなく、植栽や庭木を含めた施工にも対応しています。これまでの事例は熊本の外構・庭の施工事例一覧から確認できます。
写真を撮るときも安全を最優先に!
修理を相談するときは、被害の写真があると状況を伝えやすくなります。
ただし、写真を撮るために危険な場所へ近づいてはいけません。安全な位置から、外構全体と傷んでいる部分を撮影しましょう。
撮影しておきたい内容は、外構全体、ひびや傾きがある部分、地面とのつなぎ目、落ちている部品などです。撮影した日付と、地震前にはなかった変化をメモしておくのもおすすめです。
火災保険などの対象になるかどうかは、契約内容によって異なります。片付けや修理を始める前に、加入している保険会社へ確認してください。
こんな状態は早めに専門家へ相談しましょう

結論として、人や車に危険が及ぶ可能性がある場合は、早めの相談が必要です。
特に、塀や門柱が道路側へ傾いている、カーポートの部品が落ちそう、庭木が建物側へ倒れそう、地面のひびが広がっているといった状態は放置できません。
一方で、外構の見た目だけでは原因を判断できないこともあります。住宅の基礎部分までひびが続いている場合や、がけ・斜面に大きな変化がある場合は、住宅会社や自治体などにも相談してください。
過去の外構工事で起こりやすい問題や、計画時の注意点については、熊本の外構工事でよくある失敗と対策も参考になります。
地震後は、無理に直さず「まず相談」を
地震後の庭や外構で大切なのは、ご自身で修理を始めることではなく、安全な距離から変化を確認することです。
ブロック塀、門柱、フェンス、カーポート、駐車場、排水口、庭木を順番に確認し、少しでも危険を感じたら近づかないでください。余震や雨によって状態が変化する可能性もあるため、一度確認して終わりではなく、周囲の安全に注意しながら過ごしましょう。
グランクスでは、熊本市、宇城市、益城町、甲佐町、八代市をはじめ、熊本県内の外構や庭に関するご相談を受け付けています。地震後の外構について「どこへ相談すればよいかわからない」「修理が必要か判断できない」という場合は、まず状況をお聞かせください。
写真がある場合は、傷んでいる場所や気になる点をまとめていただくと、相談が進めやすくなります。グランクスのお問い合わせ・無料相談から、お気軽にご連絡ください。
参考資料
- 気象庁「令和8年熊本地震の地震活動の関連情報」
- 気象庁「令和8年熊本地震について(第3報)」
- 国土交通省「ブロック塀等の安全対策について」
- 熊本県「地震災害から身を守る」

