こんにちは!熊本のエクステリア・お庭作りのgranks(グランクス)です^^
日中はポカポカした陽気が差し込み、春の訪れを感じる今日この頃。庭木も芽吹きへの準備を始めています。
この時期に花を咲かせる庭木は、沈丁花(チンチョウゲ)・白木蓮(ハクモクレン)・万作(マンサク)・蝋梅(ロウバイ)・連翹(レンギョウ)など。風に乗って漂う香りに、癒されますね。
4月になると、桜やボケ、山吹(ヤマブキ)、ツツジなどが咲き始めます。今の時期にしっかりお手入れして、綺麗な花を咲かせてあげましょう。
今回は、3月の庭木のお手入れについて解説します。
落葉樹の植付け
落葉花木の植付けに適した時期は、3月中旬まで。植付けとは、苗をハチや畑などに植え直すことです。芽吹いている際、植替えは避けましょう。
一般家庭で植付けられる苗の高さは、せいぜい2メートルまでです。それ以上高い場合は失敗や事故につながるので、プロに頼みましょう。
苗を選ぶときは、以下のポイント留意します。
・病害虫が付いていない
・根が乾いていない
・新芽が傷んでいない
落葉樹を植付けする場合、根鉢(ねばち。根の周りに付いている土)を作る必要はありません。大きめの穴を掘り、そこに植えればOK。
植付けの手順
①根鉢の1.5~2倍程度の幅・深さの穴を掘る
②掘り起こした土に対比や腐葉土を混ぜておく
③苗の付け根が地面から少し出る程度に埋める。
④土がドロドロになるまで水をたっぷり注ぐ。
⑤残った土で土寄せし、しっかり踏み固める。
⑥株元を腐葉土などで覆い、マルチングする。
常緑樹も植替えましょう
3月は、椿(ツバキ)や石楠花(シャクナゲ)、梔子(クチナシ)、ツツジなどの常緑樹やヒノキなどの針葉樹も植替えが可能となる時期です。
常緑樹の場合、根鉢を作ってから植替えなければならないので、準備が必要です。準備段階では根を切るので、どうしても木に負担を与えてしまいます。なるべく負担を軽くするためにも、枝や葉を剪定する必要があります。
常緑樹の植替えで注意したいポイントは、元肥(苗を植替えする前に土へ施しておく肥料)を深めに入れ、根に直接触れないようにすること。
これから気温が高くなってくるので、活着(植替えした苗が根付き成長すること)にも影響します。必要に応じて支柱で支えましょう。
木の管理についてはこちらの記事も参考にしてください^^
⇒冬場の木の管理の仕方って?常緑樹と落葉樹
剪定
暖かくなってきたら、常緑樹を剪定しましょう。ただし、花の芽が出ている場合は最小限に留めておきます。
これから花の芽が付くキンモクセイやキョウチクトウで、枝が入り組んでいたり樹冠が大きくなりすぎたりしているものは、今のうちに剪定を。
剪定についてはこちらの記事も参考にしてください^^
⇒剪定するべき枝とは?剪定の注意点
熱帯性の木はまだ室内に!
熱帯性の木は基本的に肥料は必要なく、水やりも鉢の土が乾いたときでOK。寒さに弱いので、朝晩が冷え込むこの時期はまだ室内に置いておきましょう。
ただしジャスミンなど低温性の木は、そろそろ生育を始めるので、室内でも日当たりの良いところへ。水やりも十分に行います。新芽が伸びて葉が開き始めたら、水の代わりに薄めの液肥を与えましょう。
伸び始めた枝葉にはアブラムシが発生しやすいので、こまめに確認し取り除きます。
granksでは、庭木のお手入れも行っています!植付け・植替え・除草・殺虫もお任せください^^