お家を建てる時、ほとんどのお家にはお庭が作られますよね。
お庭の基礎となる地盤をどうするか考えたとき、価格を抑えるなら土や砂利や山砂、
雑草が生えるのが嫌ならコンクリートで固めるなど、お客様の必要に応じて様々な仕上げがあります。
その中でも圧倒的に人気なのが芝生です。
お庭に芝生があれば、お子様やワンちゃんが走り回っても安心です。
また、緑があることでお家の印象がグッと良くなることは間違いありません。
しかし、多くのお客様がその芝生を植物である天然芝にするか、
合成樹脂で作られた人工芝にするかで悩まれます。
そこで今回は天然芝と人工芝の特徴や使用方法などについて、ご紹介していきます。
●天然芝とは
植物分類:イネ科多年草
一般的にお庭などに多く使用される芝は高麗芝と呼ばれ、日本の風土に良く合う日本芝の一種です。
耐暑性は強いですが耐寒性は弱く、冬は冬眠期に入ります。
冬眠期の間は茶色く枯れたようになりますが、翌春また青々とした葉が伸びてきます。
●人工芝とは
人工芝は、芝生に見えるようにポリエチレンやウレタンなどの合成樹脂で作られた資材です。
毛足の短いものから長いもの、よりリアルな見た目の人工芝など様々な種類があります。
植物ではありませんので一年中緑を楽しむことが出来ます。
天然芝のメリット・デメリット
天然芝のメリット
・天然ならではの質感や風合いがあり、四季を感じられる
・人工芝に比べ費用を抑えながら、芝生のお庭が手に入る
・季節ごとに芝生の手入れや成長を楽しめる
・お庭でBBQや花火など、火気や汚れを気にせずに楽しめる
・クッション性があり、お子様やペットに安心
天然芝のデメリット
・秋~冬は茶色く枯れてしまう
・春~秋にかけて芝刈りや水やり、肥料を与えるなど手入れが大変
・手入れなどに使う道具を揃える必要がある
・雑草対策にはならないので草取り必須
・日当たりの悪い場所では育たないので、施工場所が限られる
人工芝のメリット・デメリット
人工芝のメリット
・1年を通して景観が変わらない緑を楽しめる
・手入れが簡単(落ちているゴミや葉を拾うだけ)
・雑草対策になる
・日当たりを気にせず、どんな場所でも施工可能
・クッション性があり、お子様やペットに安心
人工芝のデメリット
・導入時の費用が天然芝に比べ高い
・年中おなじ景観で季節感がない
・火で溶けてしまうので火気厳禁(BBQや花火など)
・防草シートを敷くので夏場は暑くなりやすい
天然芝のおすすめポイント
天然芝を使うことによって自然でナチュラルな雰囲気になります。
和風モダンや北欧風など様々なテイストの外構デザインに合い、お家の印象がグッと良くなります。
また、初期費用も抑えられ、季節によっての変化も楽しむことが出来ます。
BBQや花火などお庭遊びが思い切り楽しめ、お子様やペットにも安心してお庭遊びをお楽しみいただけます。
人工芝のおすすめポイント
一年を通して緑が楽しめ、メンテナンス不要です。
お庭に敷く場合は防草シートの上に人工芝を敷きますので雑草対策はバッチリです。
また、施工場所を選びませんので、マンションのベランダや日当たりの悪い場所にも敷くことが出来ます。
様々な種類の人工芝がありますので、色や毛足の長さなどお好みに合わせお選びいただけます。
天然芝と人工芝にはそれぞれメリット・デメリットがあること踏まえて、
お庭の検討をすることが必要となってきます。
この記事が素敵なお庭作りのお役に立てば幸いです。